特徴的で繊細なデザインのペルシャ絨毯

今でも手織りによって作られているペルシャ絨毯は、イランの歴史とともに広まってきたものです。

ペルシャ絨毯というと絹のイメージがありますが、実は耐久性に欠けるためにあまり一般的でなく、さらに希少性と高級さからその多くはタペストリーといった壁飾りとして使用されています。

一般的に敷物として使用されるペルシャ絨毯の素材は羊毛、もしくは綿がほとんどです。

使用する羊毛は、コルクウールやマンチェスターウールといった品種のヒツジのものが使われます。

ペルシャ絨毯といえば、その繊細で多様な独特のデザインが特徴です。

唐草模様やアラベスク文様、円形文様、幾何学文様などさまざまなデザインがありますが、そもそもは生産されていたそれぞれの地域で生み出された模様とされています。

産地や家系ごとのデザインがありそれらは直線的なシンプルなものが大半ですが、イラン国内で流通している品物には人物の模様も少なくありません。

ペルシャ絨毯は手作業で作られるために、すべて職人の記憶や経験がモノをいいました。

しかし最近ではデザインも変化しており、コンピュータが使用されるようになっているのが現状です。

古いものほど味がある

日本におけるペルシャ絨毯の歴史はかなり古く、最初に日本に伝わったのは安土桃山時代とされています。

その後、豪商たちの間で異国の文化として人気を集め、17世紀ころから本格的に日本に入ってきたのです。

ペルシャ絨毯はすべての糸を天然染料で何度も丁寧に染めていることから色落ちや色あせが起こりにくく、時間の経緯と主に却って風合いが増してくるというのも特徴です。

使い込まれていくうちに光沢が出たり、色が馴染んでくることから、骨董としての価値が高まります。

そのため古いペルシャ絨毯は非常に人気と価値が高いのです。

100年以上経ったものをアンティーク、50年以上でセミ・オールドといって珍重されています。

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