ペルシャ絨毯の色の持つ意味とは!?

ペルシャ絨毯の魅力の一つは、まるで芸術作品のような文様のデザインが挙げられます。

その文様を作り出しているのが、美しい色合いです。

同じ色でも、濃淡やくすみなどで全く異なる色を表現しています。

また、そこに使われている色にはそれぞれ意味が込められています。

例えば、白色は平和を象徴しているのですが嘆きや悲しみを表わしてもいます。

空を表わす青も平和を象徴し、赤は健康や命、喜びや勇気などを表現しています。

緑は不死や不滅、再生と希望を意味する畏敬すべき神聖な色、金色は権力を象徴し、藍色は力強さと真実、孤独を意味します。

その他にも、茶色は土の色ということから肥沃を意味し、ピンクは知恵や知性、黒は破滅や破壊というネガティブな意味の反面、邪悪から守るともされます。

オレンジ色はイスラム教僧侶の衣服の色で信仰心や愛国心を表わすなど、使用される色にはさまざまな意味が込められているのです。

同じように文様にも意味がありそれぞれの持つ意味が組み合わさることで、更なる奥深いペルシャ絨毯の魅力が生まれるのです。

天然素材が持つ力

ペルシャ絨毯が高級なのはすべてが手織りということもありますが、織り糸に使用する染料もまた天然の素材を使用しているという点も挙げられます。

鮮やかな赤や紫を作り出すにはアカネの根やサボテンに寄生するカイガラムシから採れるコチニールを使用します。

栗やブドウの葉からは上品なベージュ色、ウコンやサフランは黄色、ピスタチオや樫の木などからは緑色が作られます。

さらにこれらの天然素材から抽出された色を組み合わせて新しい色を作り出すのですが、この配合や染色方法などは職人によって代々受け継がれてきました。

天然素材で作られたペルシャ絨毯は、年月によってさらに風合いを増し魅力を深めていきます。

近年は化学染料が使用されたペルシャ絨毯も出回るようになっていますが、やはり昔ながらの天然素材のみの品物は職人の数も減って市場に出る数も少なくなっていることから価値が高く、高値で取引されています。

▲PAGE TOP