ペルシャ絨毯の名産地は主に5つある

ペルシャ絨毯は現在のイランで作られています。

イラン国内にはペルシャ絨毯の産地として有名な場所が5つあります。

そのうちのひとつ、「コム」はシルクの品物が多く高品質です。

ペルシャの伝統的な色合いだけでなくその他の色合いを上手く利用して、輸出国それぞれに合わせてデザインを変更するなどの工夫も行っているので、海外でも好まれ、日本で最もよく知られた産地です。

「タブリーズ」のペルシャ絨毯はウール製が多くを占め、伝統的な色彩豊かなペルシャ絨毯の色合いを守っています。

「イスファハン」では縦糸にシルクを使用したウールを基本とした製品を作っており、目が細かく上質なのが特徴です。

「カシャーン」は前述した3か所に比べると知名度では劣りますが、生産の歴史は長くオーソドックスなデザインのウールを基調とした製品と作っています。

日本で有名な「ナイン」はウールを基調にした品物が多く、値段がリーズナブルなのが特徴です。

色やデザインが落ち着いているのも日本で好まれている理由の一つでしょう。

模倣品に注意

この他にもペルシャ絨毯を生産しているところはたくさんあります。

ヘテライ文様というマヒ文様に似たデザインが特徴の絨毯を作る「ビルジャンド」、ウールを基調として色合いや柄はゴムウールに似た毛足の長い実用的な「シャーレザ」も有名な産地です。

「ビジャー」の絨毯は横糸を二重に織り込むという独特の技術により頑丈で長持ちするのが特徴ですし、「ケルマンラバー」の絨毯はバラ模様が絨毯一面に織り込まれています。

これらのぺルシャ絨毯は素晴らしい技術で世界中に愛されていますが、最近では中国をはじめ、インド、パキスタン、エジプトなどの国々で模倣品が大量に作られています。

特にエジプトでは模倣品でも100万円以上の値をつけて観光客に堂々と販売されている始末です。

中国製の品は機械織りの安いものが日本に輸入されて出回っていますし、インドやパキスタン製の品は手織りが多いとはいえやはり偽物です。

そしてこれらはイランの有名産地の名前を付けて堂々と販売されているので素人には見分けがつきません。

くれぐれも注意しましょう。

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